壁紙が一部破れた…同じクロスで張り替えられる?|意外と難しい理由を解説

「壁紙が少しだけ破れてしまったので、同じ壁紙でその部分だけ直したい。」

このようなご相談は非常に多くいただきます。

しかし実際には、全く同じ壁紙を見つけることは想像以上に難しいケースがほとんどです。

壁紙は何千種類も存在します

壁紙(クロス)は、各メーカーから膨大な種類が販売されています。

例えば、サンゲツだけでも

  • 量産クロス:約100種類
  • 標準クロス(1000番クロス):各カタログ約1,000種類

ほどのラインナップがあります。

さらに、

  • サンゲツ
  • リリカラ
  • 東リ
  • シンコール
  • トキワ
  • ルノン

など、それぞれのメーカーが同様に数百~数千種類の商品を販売しています。

そのため、壁紙全体では何千種類ものクロスが存在しており、見た目だけで同じ品番を特定することは、非常に難しい作業です。

壁紙は定期的に廃番になります

壁紙は新しい商品が発売され、カタログも約4年ごとにリニューアルされます。

そのため、

  • 品番が変更される
  • 廃番になる
  • 後継品へ切り替わる

といったことが日常的に行われています。

数年前に施工した壁紙であれば、すでに廃番となっているケースも少なくありません。

同じ壁紙にしたい場合は品番の確認が必要です

同じ壁紙で補修をご希望の場合は、まず品番を確認する必要があります。

品番が分からない場合は、

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • リフォーム会社
  • マンション管理会社

などにお問い合わせいただくと、施工記録から品番が分かる場合があります。

品番が判明し、現在も販売されている商品であれば、同じ壁紙で補修できる可能性があります。

廃番でも補修できる場合があります

当店では、廃番になってしまった場合でも対応できるケースがあります。

実は住宅によっては、

  • クローゼットや収納の内部
  • 扉の裏側
  • 引き戸の裏

など、人目につかない場所にも同じ壁紙が施工されていることがあります。

その壁紙を丁寧に剥がして補修箇所へ移植し、剥がした場所には類似の壁紙を施工することで、できるだけ自然な仕上がりを目指します。

ただし色の違いが出ることがあります

壁紙は年月とともに少しずつ変化していきます。

例えば、

  • 紫外線による色あせ
  • 喫煙による黄ばみ
  • 手垢や生活汚れ
  • カビや湿気による変色

などが起こります。

そのため、収納内部などの日光が当たりにくい場所の壁紙はきれいな状態で残っていることが多く、移植すると周囲との色の差が多少目立つ場合があります。

これは新品の壁紙を使用した場合でも同様で、経年変化による色の違いは完全には避けられません。

一番きれいに仕上がるのは「面ごとの張り替え」

色の違いが大きい場合や、同じ壁紙が用意できない場合は、破れた部分だけではなく、その壁一面を張り替える方法がおすすめです。

一面だけ張り替えることで仕上がりが自然になり、補修跡もほとんど分からなくなります。

まとめ

壁紙の一部補修は、「同じ壁紙なら簡単に直せる」と思われがちですが、実際には品番の特定や廃番の問題など、さまざまな条件があります。

当店では、お住まいの状況や壁紙の状態を確認しながら、

  • 同じ壁紙で補修できるか
  • 移植補修が可能か
  • 一面張り替えが適しているか

を判断し、お客様に最適な方法をご提案しております。

壁紙の破れや剥がれでお困りの際は、お気軽にご相談ください。

お問い合わせは公式LINEが便利です。