<施工事例>下地処理 仕上げパテ
前回の続き
コーナー材を取り付け、全体に下パテ(1回目)のパテ処理を終えたら、仕上げのパテ処理をしていきます。下地の状態が良くない箇所においては2回、3回と回数を重ねて処理をしていきます。
これがその例になります
通常ボードの繋ぎ目にパテをすると繋ぎ目の溝の部分だけ埋めることで平に近い状態になりますが、画像に記載された断面図の様に段差ができてしまっている箇所が所々出てきてしまいます。
その箇所に対して、下がっている方にパテをのせ、より平な状態にしていきます。この作業がとても大切で、この作業を怠ると段差が陰になって凹凸が見えてしまい、見栄えが悪くなります。特に間接照明周りは、横から光が入るため目立ちやすいため、より高い技術が必要になります。
ヘラを当ててみるとどのような状態かより明確かと思います。このような段階でクロスを貼ると派っと見は綺麗でも、夜になり光の当たり方が変わるとガタガタに見えてしまったりします。
これらを処理し終えたら、仕上げ処理を行います。仕上げパテとはクロスの接着性を高めることと、よりなだらかな平に仕上げていく過程の処理になります。段差の大きな箇所は広くパテ処理を行い、段差をなだらかな状態に仕上げていきます。
こちらの現場は、間接照明が入るため、天井の処理にかなり気を使います。
このようにパテ処理はクロスを貼ってしまえば見えない箇所ではありますが、大切な工程になります。