<施工事例>下地処理 コーナーとパテ

壁紙は、貼り前に下地処理という工程を行います。

ボードとボードの繋ぎ目をパテで平滑に慣らします。この工程で凹凸が出てしまうと朝夕の横からの日差しによって、壁が波を打っているような仕上がりになってしまいます。

とはいえ、クロス屋のパテ処理だけでどうにかなるわけではないことも頭に入れておいていただけると幸いです。

コーナー材は綺麗な角を作るという目的のほかに、補強の意味合いも持っており、ぶつけたり損傷の出やすい角にコーナー材を取り付けることでダメージを抑えます。

写真は一例です。上部にはすでにコーナー材が取り付けてありますが、合わせて青線で印をしてある壁側にも取り付けをしていきます。

取り付けていない状態の角を上から見ると手書きで記したように階段状のようになっています。こういった状態では綺麗な角が出ないため、コーナー材を入れ角を作り、かつ補強をするということですね。

コーナー材を取り付けたら、パテ処理を施していきます。

パテは下塗り・中塗り・上塗りがあり、最近では、道具や材料の質も良くなり下塗り・上塗りで抑えることが主流のように感じます。

下塗りの状態です。色濃く出ている箇所はまだ、乾いてないために濃くなっています。ボードの繋ぎ目とコーナーにパテ処理を施しています。こうやって内装は仕上げられていきます。

特にこの室内のように、天井の四方に下がりが造作されており、のちに間接照明が入るような天井は、横からの照明が入るため、下地が出やすくより慎重な下処理が必要になってきます。こういう造りには下地処理代を上乗せしたいところです・・・笑。

この写真は、繋ぎ目に粗目のパテ材を目地に充填していく段階になっております

次回、上塗り投稿いたします。

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