クロス張替えで下地処理が大切な理由
お部屋の雰囲気を一新したいときに人気なのが「クロス(壁紙)の張替え」です。色や柄を変えるだけで気分も変わり、住まいがぐっと明るくなります。
ただ、クロス張替えは新しい壁紙を貼るだけの作業ではありません。実は、仕上がりを大きく左右する「下地処理」がとても重要なポイントになります。今回は、クロス張替えで下地処理がなぜ欠かせないのか、その理由を詳しくご紹介します。
下地処理とは?
下地処理とは、古いクロスを剥がしたあとの壁面をきれいに整える作業のことです。
クロスを剥がすと、壁には小さな傷や凹凸、古い接着剤の跡などが残ります。そのまま新しいクロスを貼ってしまうと、表面に段差や影が浮き出てしまいます。
具体的な下地処理の作業には次のようなものがあります。
- 穴や凹みをパテで埋める
- ヒビ割れや剥がれを補修する
- 凹凸をサンドペーパーで滑らかにする
- カビや汚れを除去する
つまり、下地処理は「新しいクロスがきれいに貼れる状態に整える準備作業」といえます。
下地処理をしないとどうなる?
もし下地処理をせずにクロスを貼ってしまうと、仕上がりに大きな問題が出てきます。
- 小さな凹凸やヒビが表面に浮き出て見える
- 接着が弱くなり、数年でクロスが剥がれてくる
- カビやシミが再び表面に出てくる
せっかく新しいクロスを選んでも、数年で剥がれてしまったり、見た目が悪くなったりすれば残念ですよね。クロス張替えの耐久性や美しさは、実はこの「下地処理」の有無に大きく左右されるのです。
下地処理をきちんと行うメリット
下地処理をしっかり行うことで、次のようなメリットがあります。
- 仕上がりが美しい
壁がフラットになり、クロスの柄や色がきれいに映えます。 - クロスが長持ちする
接着力が高まり、めくれや浮きが起こりにくくなります。 - カビや汚れの再発を防ぐ
下地に残った汚れやカビを除去することで、安心して長く使えます。
「長くきれいな状態を保ちたい」のであれば、下地処理は欠かせない工程といえるでしょう。
DIYとの違い
最近はホームセンターなどでクロスを購入し、DIYで張替えをする方も増えています。ただ、仕上がりを左右する下地処理はDIYでは難しい部分でもあります。
パテや下地材の種類も用途に合わせて使い分け、均一できれいな壁面を作り上げます。
「きれいに仕上げたい」「長持ちさせたい」と考えるなら、やはりプロに依頼するのがおすすめです。
まとめ
クロス張替えで大切なのは「どんな壁紙を選ぶか」だけではありません。見えない部分である「下地処理」が仕上がりの美しさと耐久性を大きく左右します。
- 下地処理がないと凹凸や剥がれの原因になる
- きちんと行えば見た目も耐久性もアップ
- プロの技術で細部まで整えることで仕上がりに差が出る
クロス張替えを検討している方は、ぜひ下地処理の重要性を知っていただければと思います。表面からは見えない工程ですが、その一手間が「長くきれいに暮らせる空間」につながります。
クロス工事は価格もまさにピンキリです。
下地処理には時間もかかり、その分作業の費用も掛かってしまいます。
お安く施工をお受けすることもできるかも知れませんが、下地処理に時間をかけることが出来なければ、結果的に剥がれやデコボコが気になってしまい数年で張り替えることになってしまうかもしれません。
相見積もりではただ価格が安いだけではなく、信用のできる業者さんをお選びいただければと思います。
横浜市でクロス張替リフォームをご検討の際は当店へも是非ご相談ください。